★初ZINEを作って気づいたこと。【vol.33】
先日、初めてのZINEを完成させました!
あ、ZINEとは個人または有志が自費で作る小さな本です。リトルプレスともいいます。ずーっとずーっと作ってみたかったのです。
春先から文筆家・安達茉莉子さんのワークショップ「ZINEは誰でもつくれるよ」に参加し、コツコツ作ってきました。
8/20の完成お披露目会がゴールでしたが、「これは恐怖のお盆進行(直前まで印刷・製本所がお盆休みに入ってしまう)にぶち当たるのでは…?」と我々受講生が気づいたのは7月なかば。
なにせ私を始めZINEづくり初心者ばかりなので、「何のソフトを使う?」「印刷所はどこに?」「紙はどれがいいの?」「入稿データを一体どうやって??」という数々の疑問を各自解いて進んでいかねばなりませんでした。
私も日々調べまくり世界堂で紙を触りまくり、同時に絵をアナログで描き進めながらどうにか入稿し、無事お盆前に自宅に納品されました。小規模対応の印刷・製本所さんって紙…いや神!!
(この過程はいつか詳細に書くつもりです)
お披露目会で発表された30近いZINEは1つとして似通ったもののがなく、エッセイ、旅行記、レポ、写真集、詩、まんが…。本当にバラエティに富んでいて、あまりに自由!
「16ページ」というしばりがあったのに、こんなにバラッバラのものができるのかと、感動しましたよ。
(受講生のみなさんのZINEは、安達茉莉子さんのこちらのツイートをご覧ください)
ぜんぶ自分。ぜんぶ自由。
自分で立案し、自分で書き(描き)、自分でデータを作り、自分で印刷・製本する。
途中で誰かにアドバイスを求めない限りは「この内容はいかがなものか」「これって売れるの?」「下手くそ」とか言われることは一切ない。完全におのれの自由。誰に気兼ねすることもない。
もちろん「こんなもの自分以外の誰が読みたいの…?」という内なる声に足を絡め取られてムキャーとなることは幾度もありました。でも「目的は『売れるものを作る』ではないから」という主旨の安達さんの言葉のかずかずに、幾度も救われました。
するとね、面白いことが起こるんですよ。
まず制作してる最中は、他のことがどうでもよくなる。
正確にいうと、世間と他人様の動向が一切気にならなくなる。
世事に無関心になるという意味じゃありません。
あの人と比べて自分はダメとか、最近ぶさいくだとか太ってるとか、みんなちゃんとしてるのにとか、人からこう思われるんじゃないかとか、そういう「他人や世間を気にして自分を卑下したり責めたりする」ような感情が消滅した。
だってそんなこと考えてるヒマないから(笑)
とにかく自分のやりたいことをどんどん進めてかたちにしないといけないから。
そしてね、完成したら「自分の手で1つの作品を作り上げた」「自分のやりたいことをやった」という達成感がものすごい。
これは、インターネットの海に作品やお仕事をリリースした時とは比べものにならないくらいの達成感と充実感。なぜなら「形あるモノ」が重みと質感をともなってこの手にあるからです。
つたなくても、誰にも求められてなくても、完全自己満足でも、自分だけでこの本を作ったのです。だから愛おしいです。
からっぽのように思えていた自分の中心が、埋まったような気さえしました。たった一冊の、たった16ページの本で。
あとね、今回交換した他の受講生の方々のZINEを読むと、ひとりひとりの中に小さな宇宙があるんだなと感じられました。自分には想像もつかない世界観や日常や感情を、それぞれが大切にしているんだなって。
結論。
だから思ったのよ。
みんな、ZINE作ったらいいよ。
モヤモヤしたり、自分がちっぽけに思えたり、他人がすごく見えたり、消費ばかりで疲れちゃったなーってなったりしたら。
気安く、作ったらいいよ。
けっこう日常が変わるよ。
さて私のZINEは「この気持ちを書いておかないと先に進めないな」と思った、小さなお話を描きました。
ご存知の方はご存知の「よるつぶ」でおなじみの「絵とことば」形式です。小さなポストカードも付けています。
これはもう少しブラッシュアップして、秋に販売を予定しています!その時が来たらまたお知らせしますね。
ではまた!

15部しか刷ってないし、もう手元には5部しか残ってない。幻の初版本になるなー
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