★続ける。毎日ちょっとずつ。【vol.4】

だれ宛なのか何故これ書いたのかまるきり忘れたけど、ふと藤井隆の THE FIRST TAKEを思い出しました。2000年にこの「ナンダカンダ」が出た時も大好きー！と思ったけど、2023年の今もまったく色褪せない。元気が出るので観てみて下さい。

藤井隆が隣にいない私たちは、脳内に藤井隆を住まわせるのがいいと思う。

今年色んなアーティストやクリエイター、注目されてる人を見てて思ったのは「抜きん出た才能と血のにじむような努力で世に出た」ってのはちょっと違うかも、ということ。

いや実際彼らは華や才能や努力なしでそこにはいないとは思う。でもいっとう最初は「すごく」はなかったんじゃないか。もっと「シンプルで誰にでもできること」をやってたんじゃないかなって。
それは「作り続ける」「やりたいことやり続ける」こと。つまり継続です。

「継続」というと努力とか上達の話に聞こえるけど、もっと原始的で「やりたいことは今やる。下手でも少しずつでも、ずっとやり続ける」ことなんではと。
得意分野かもしれないし、全く得意じゃなくて最初は下手の横好きだったり、ただ何となく思いつきで始めたことかもしれない。

みんな何事もその程度から始めるものだけど、私たち多分、途中でやめてるんだよね。

でも、彼らはやめなかった。毎日何かしらやり続けてた。下手くそでも、誰にも注目されなくても、ひとりで作り続けてた。そしたらだんだん筋肉がついて、隅の方から遠くの方から「あなたのそれ、私すきかも」って手を挙げる人が現れて…。

注目されたいとかそういう話じゃなくて「やりたいことができてない」「上手い人ばっかりで自分は下手くそ」みたいなのって、継続してないからだーと思ったんです。すごく当たり前の話だけど。

とはいえ、大人で社会人である我々は、色んな雑事と時間に追われてる。だから目の前のことを1つずつきちんと終わらせるしかない。ToDoを1つずつつぶすのは精神衛生上とってもいい。頑張ればちょっと早く終わるし！（わたし第1号に一歩ずつ進めって書いたしね！）

…でもそれ終わらせると次の何かがやって来ませんか？そして「やっと時間あいた〜」てなると、魅力的なお誘いがきたりしてホイホイお出かけしちゃう。結果「あれ、まとまった時間まったくねーな？忙しい割に本当にやりたいこと一切やれてねーな？」ってなってたりしませんか。私はそうです。

そんな時に見たクニシゲさんのこのツイートにズガーンと撃ち抜かれました。

クニシゲさんはイラストも描くし可愛くて個性的なグッズも作るし（大人向け探検ボード「SONOVA」は開発から見てて即買いしました）、私から見るとまさにやりたいことをやっていて、それを形にして誰かに届けている素敵な人なんですよ。

「そういう人ですら、こういうことを思うんだ！」と驚きました。そして「このくらい切実な気持ちにならないと、本当に一生回ってこないよな」と怖くなりました。
まさに「ここらで男にならんと、もう舞台は回ってこんど」だよ…。（「仁義なき戦い 頂上作戦」の川田の台詞）

自分が世間的主役になるかはどうでもよくて、やりたいことをやるって自分を軸にして世界が回ることなので、できればそうなりたいじゃないですか。
やりたいことって確かに緊急性も需要もないし、他者から「まだ？」ってせっつかれない。何ら商売性も生産性もなかったりする。
でもそれ今やらないと、日常に無理に押し込んでいかないと、気づいたら死が回ってくるんですよ。死なないまでも、身体が利かなくなったり、病になったり、気力がなくなったりするかもなんですよ。

だからやりたいことは、毎日ちょっとずつやる。お仕事や家のこと、マストな予定もたくさんあれど、その日常に数分でいいから入れ込む。ルーティンとして。仕事よりそっちを大事にするくらいでいい。それが役に立つか立たないかはどうでもいい。

あと下手くそを恐れない。下手くそ当たり前だから。モノになるならないじゃなく、やりたければ続ける。ゆるくていいから続ける。達成もできない目標を高く掲げない。ただ、やっていく。まだそれやってんのーとか笑われながら。

それを来年はやりたいと思いました。


ちなみにこのニュースレターも、やりたいことで続けたいことの１つです。
ではまた2024年で！（次回は1月第二週の予定です）