★遠くのモンスター。【vol.2】
自分で配信するようになってやっとthe Letterのこと少し分かってきました。みなさんのところに配信されたニュースレターのタイトルのとこをクリックすると、web版に飛ぶのだ!知ってた?
いつの間にやら戦闘態勢
最近「遠ざかると相手は巨大化する」って感覚を久しぶりに味わいました。
例えば相手と何らかの行き違いがあったり、不本意なことを言われたりした時。明らかな諍いや喧嘩とまではいかないけど、「ん??」と少し引っかかった場合のこと。
リアルタイムならその場で話ができるけど、いま目の前に相手はいない。そういう時ってモヤッとしますよね。で、引きずったまま過ごしてると、折に触れそのことを考えちゃう。
すると脳内の相手の存在はどんどんデカくなり、「悪感情を持って待ち構えてる人」みたいなイメージになりませんか?さらに放っておくと相手はどんどんモンスター化し、挙句「くそう、これはヤツと戦わねば…」と拳を固める始末。
これって、脳内で勝手に仮想会話を進めてる状態なんですよね。シミュレーションといえば聞こえはいいけど、単に己の妄想が暴走してるだけ。私がやりがちな悪癖です。
「文字」と「友人」はやめとこ
こういう時、手っ取り早いからついLINEやメッセンジャーに手を出しがちだけど、顔を合わせないまま文字のやりとりだけで話を突き詰めるのは逆効果だなと思ってます。文字は温度や表情が伝わりづらいから難易度が高いし、「文章上のクセ」「返信のタイミング」ってのが発生するから却ってこじれたりする。
さらに相手と対面することを避け、友人などに話すのも微妙な手。第三者の冷静さが発揮されればいいけど、「ひどいね。それってきっと〜〜に違いないよ」みたいな余計な批評分析が入ったりすると事態は複雑化する。間接的に何とかしようと思って間に人を介すれば介するほど、相手の巨大モンスター化は進んじゃいます。
解決策はただひとつ、会うしかない。一刻も早く、じかに会って話す。そうすると大抵「あ、なーんだ」「ぜんぜん大したことなかった」ってなる。そもそも相手はこっちのことそんな考えてないしね。
結局、原因は単なるコミュニケーション不足なんですよね。顔見てお話するとお互いが受け取る有形無形の情報量はケタ違いに増えるから、ガチガチに固まってた妄想はお湯にひたしたみたいにほどけてく。思い描いてた相手のサイズもするすると小さくなり、モンスターから人間に戻ります。
こういうの、齟齬が生じた場合だけじゃなく「好きがゆえに生じる不安」みたいな時も当てはまるかも。パートナーとか、我が子とか、推しとかさ。
あと「しばらく足が向いていない場所はどんどん行きづらくなる」とかもそうですね。エイヤと行ってみれば、「そんな恐ろしい場所じゃなかったわ」ってなる。
遠ざかるとモンスター化する。分からないし触れないから怖くなる。そうなったら出かけてく。会って顔見て、素直に話す。それがいちばん。
ではまた来週!
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